グラス・ブラザーズの養蜂作業員が、サウスランド地方で巣箱の世話をしているところ。
ガラス・ブラザーズハニーの歴史は長く、ノーマンとジョンの兄弟がNZ南島の深南部、ゴア近郊で養蜂を始めた1944年まで遡ることができます。
兄弟が始めた事業について、初期の詳細に関しては記録が残っていませんが、彼らのはちみつが天然かつ非常に美味であったという評判は、今日なお残っています。
1974年、やはりゴア近郊に住んでいたトニー・クリソルドとジル・クリソルド夫妻が、ガラス・ブラザーズの養蜂業を買収しました。
取得の決め手となったのはガラス社の高い評判と、夫妻のアウトドア生活への愛着でした。トニーはガラス・ブラザーズのブランド名を変えず、はちみつ製造を続けました。現在では夫妻の息子、カーン・クリソルドが事業を継いでいますが、やはりブランド名は変わっていません。
ガラス・ブラザーズ社では現在およそ3,000個の巣箱を所有し、主にクローバー、カマヒ、マヌカのはちみつを製造しています。
海外からの季節労働者が巣箱の管理を手伝っています。大半の巣箱はオタゴ地域およびサウスランド地域で、羊や鹿、牛を飼育する農場に置かれています。オタゴ・サウスランド両地域に広がる林野の大半は、手つかずの原生林です。
ゴア近郊ワイカカには、ガラス社のパッキングの施設があります。これは、事業を継いだカーン・クリソルドが生まれた家であり、また現在は彼自身が子どもを育てている家でもあります。
クリソルド家のペットは猫一匹、犬一匹、馬三頭で、このほかめんどりと羊も飼っています。
ガラス・ブラザーズのはちみつは、ハニープロダクツ(NZ)社を通じて日本に輸出されています。ハニープロダクツ社は、ガラス・ブラザーズなどNZ南部のはちみつ製造者が共同で所有する会社です。
ガラス・ブラザーズは自社でパッキング設備を所有していますが、日本向けの製品はダニディン市にあるハニープロダクツ社でパッキングしています。
Glass Brothers Honey | updated 2022.2.12