蜜蜂による蜂蜜作りの様子が、ニュージーランド養蜂家協会設立100周年を記念する切手(5枚シリーズ)で紹介されました。記念切手は2013年7月発行にされました。
一枚目は、「外勤」の働き蜂が長い舌を
ストローのように使って花の蜜を吸い出して
いるところです。吸い出した蜜は第二の
「胃」に貯められますが、この胃はミツバチの食道の一部です。この胃の中にある酵素の
働きで、花蜜の複合糖が単糖に変えられます。
次は、外勤の働き蜂が蜜を持って巣箱に
戻ってきたところです。蜂は巣の入り口に 近い巣房に蜜を貯蔵します。
「内勤」の働き蜂は花蜜を巣箱の内部にある
蜜房に運んでいるところです。このとき花蜜に 酵素が加えられます。それから羽で花蜜を
あおぎ、風を送って乾燥させ、花蜜を蜂蜜に
変えるのです。水分が20パーセント以下になると、蜂はその蜜房を蜜蝋で密封します。
養蜂家が巣箱から巣を取り出している
ところです。取り出した巣は遠心分離器で蜜を分離します(蜜蜂にも巣にもダメージは与え
ません)。
最後の切手は蜂蜜の塊の写真です。
巣蜜(コムハニー)のままで、あるいは
液体やクリーム状の蜂蜜にして消費者の
もとに届けられます。