UMF / MGO 値の解説

検査結果の記録

下記は、弊社が最近日本の消費者に提供し、現在も販売しているモソップUMFマヌカハニーの検査結果です。まず容器右下のバッチナンバーをご参照ください。次に下記の表中のバッチナンバーの欄で、先に見たナンバーを見つけて下さい。

MGO130+

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
210420 250 7.9 178 419 17.0
210914 250 8.7 209 772 11.0
230418 250 9.6 244 463 26.0
230913 250 7.3 155 349 32.0

UMF8+

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
210914 250 8.7 209 772 11.0
230315 250 13.9 456 893 20.0
230912 250 10.7 294 668 16.0
231030 250 15.3 531 1058 22.0

旧ラベル UMF10+

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
200218 250, 500 10.9 304 640 18.9
200408 250 11.3 322 724 18.0

UMF12+

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
220712 250 16.9 630 1,339 22.0
230315 250 13.9 456 893 20.0
230919 250 17.1 641 1,312 23.0
231031 250 15.4 538 922 26.0

旧ラベル UMF15+

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
200324 250 15.3 533 1,262 25.0
200519 250 16.1 576 1,446 23.0

UMF16+

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
220809 250 17.7 678 1,396 32.0
230314 250 17.2 648 1,091 33.0

UMF20+

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
220809 250, 500 23.5 1,082 2,858 21.0
221026 250 22.4 999 2,717 22.0

マヌカハニー、業務用、2.5kg

バッチ号 内容(a) UMF(b) MGO(c) DHA(d) HMF(e)
230418 250 9.6 244 463 26.0

註解

(a)グラム

(b)実際のUMF数値。UMFHA ( ユニーク・マヌカ・ファクターはちみつ協会、Unique Manuka Factor Honey Association)による格付けのグレード。

(c)メチルグリオキサール (methylglyoxal、MGO)。1kgのマヌカはちみつに含まれる量(単位mg)。メチルグリオキサールは花蜜の中にあるジヒドロキシアセトンから作られる天然の物質。MGO・MGは、ともにメチルグリオキサールの略です。

(d)ジヒドロキシアセトン(dihydroxyacetone、DHA)

(e) ヒドロキシメチルフルフラール (hydroxymethylfurfural、HMF)。 糖の熱分解により生成される物質。mg/kg。

注釈

UMFHA加盟のマヌカハニーは、UMFグレードを(+)で表示しています。たとえばUMF5+という表示の場合、検査値がUMF5以上であったことを示します。ただし、UMFHAではこの(+)の上限値を設けていません。つまりUMF5+という表示の場合、UMF6、UMF7、UMF8、UMF9ということもあり得るわけです。

 

同様に、実際の値がUMF14、UMF13、UMF12、UMF11 であっても、UMF10(+) と表示されていることがあるわけです。実際のUMF値を知るには、食品検査機関が出している実験報告書を見るしかありません。

メチルグリオキサール基準の出現

2006年頃、UMFHA加盟者に検査を委託されていた各ラボは、フェノール検査法によるマヌカの抗菌力測定を中止しました。UMF数値は元々、 フェノール液に比較した場合の殺菌力の強度を表すものです。つまり5+は、フェノール液5%希釈液(フェノール5%、水分95%)と同程度以上の殺菌力が あることを意味します(従って、10+は、10%以上、15+は、15%以上)。

 

2006 年以降、マヌカハニーの抗菌力は、フェノールに代わりメチルグリオキサール(methylglyoxal, MGO)で測定されるようになりました。マヌカの抗菌力が、主にMGOという成分であることが発見されたからです。ただし各ラボではMGO含有量を、同程度のフェノール基準による抗菌力(つまり従来のUMF値)と相関させ ています。

たとえば、MGO基準では、キログラムあたりのMGO含有量83mg以上のものを、UMF5+と同等と見なします。キログラムあたり263mg以上なら10+、514mg以上なら15+とされます。

 

モソップのマヌカハニーがUMF値とメチオグリサール含有量の両方を表示している(例えばUMF8+/MGO200+)のはこのためです。

 

UMF /MGO values | updated 2024.3.27