色合いの自然変化

 

はちみつの色あいがさまざまで
あることについて


先頃、あるお客様より同一のマヌカはちみつで色合いが異なることについてのご質問をいただきました。いずれもUMF15+格付商品ですが、一方のはちみつの色合いが他方より薄かったことについてのご質問でした。そこで弊社はニュージーランドのアナリティカ・ラボラトリーズ(研究所)に、マヌカはちみつの色合いのばらつきについての問い合わせを行い、同研究所のブラギンズ博士より以下の検査結果を得ました。


マヌカはちみつの蜜源がマヌカであることを証明するために行われる検査の種類は多く、色の検査もその一つである。NZ固有種の花蜜から採れたはちみつは、固有種以外の花(クローバーなど)に比べて色が濃い傾向にあり、プント系列(機器を用いてはちみつの色合いを計測する方法)の値は30mm以上を示す。マヌカはちみつの場合は、プント系列値62mm以上が求められる。

 

下図(図1)には、NZで生産されるはちみつのプント系列値の範囲が、蜜源ごとに表示されている。このグラフでは、大半のマヌカはちみつはプント系列値62以上であるが、値にはかなりの幅がある。この幅は地理的要因や気候的要因、季節的な影響などによる、自然な生物学的なばらつきを反映するものである。マヌカはちみつの色の幅がさまざまであるからといって、必ずしもそのはちみつの品質に問題があるわけではない。

Figure 1. Ranges of pfund color values for different mono floral honeys in New Zealand (HD = honeydew).

図1. NZにおいて、 単一の蜜源から採れた各種はちみつの色のプント系列値 (HDは、ハニーデュウの意)/ 縦軸:はちみつ種類 上からタイム タワリ レワレワ ラタ ポフツカワ マヌカリング カヌカ カマヒ HD クローバー ルリヂシャ / 横軸:プント系列値


アナリティカ・ラボラトリーズにおいて、これまでに700種以上のはちみつサンプルを検査してきたアナリストが、図2で、大半のマヌカはちみつ(NPA格付けで5以上とされるもの)は、プント系列値62を超えていることを指摘している。またNPA格付けが高くなるほど、マヌカはちみつの色が濃くなる傾向がある。

Figure 2: pfund values of different NPA grades of manuka.

図2. マヌカのNPA格付けとプント系列値

縦軸:色(プント系列値、単位mm)/ 横軸:NPA格付け

 

註: NPAは過酸化水素によらない活性Non-Peroxide Activityの略です。NPA値とUMF値が参照するはちみつの抗菌強度は等価です(UMFはUMFはちみつ協会加盟の企業のみが使用する指標です)。


NZ・アナリティカ・ラボラトリーズ / テリー・ブラギンズ博士 / 2019.2.28

 

Natural color variation | updated 2022.2.14