タラウェラ湖
タラウェラ湖

「オヌク」はマオリ語で「火山の名残」という意味です。

 

「名残」とされる土地はタラウェラ山の麓で、北島・ロトルアから24キロのところに

あります。

 

タラウェラ山は1886年に噴火しました。この噴火により住民が被災し、およそ150名(大半がマオリ人)が犠牲になりました。ヨーロッパ人入植以来もっとも被害の大きい噴火として記録されています。

 

この噴火により新しく湖ができ、それまでニュージーランドの自然の驚異(当時は世界八不思議の一つに数えられることもありました)として知られていた白色とピンク色の段丘が破壊されてしまいました。

魂のふるさとオヌクには、悲劇と再生の

歴史にインスピレーションを得た神話が

数多く残されています。

オヌク社のはちみつ容器の正面に描かれた、印象的な緑色のマオリの意匠が「コファイファイ」kowhaiwhaiです。

 

コファイファイはヨーロッパの家紋のようなもので、ある部族の系図をあらわすものです。

 

コファイファイの意匠は樹木や海、魚のほか自然界にあるものを象徴化しています。

 

意匠の解釈は見る人に任されており、コファイファイのなかに好きな意味や歴史を見いだすマオリの人もいます。


Painting of the Pink & White Terraces by Charles Hoyte, 1835-1913 (Otago University Collection)

ロトマハナ湖のピンクテラスとホワイトテラスを描く。チャールズ・ホイト(1835-1913)作。

オタゴ大学コレクションより。